とある公務員試験受験生のブログ

平成29年度の公務員専願受験者が、公務員試験の体験記を書き記していきます。

平成29年度参議院事務局職員採用総合職試験 第1次試験

平成29年年 参議院事務局職員採用総合職試験

5月3日(水)

8:30- 受付

9:10   着席

9:30-12:30 基礎能力試験

〈途中休憩〉

14:00-17:30 専門試験 

 場所は京都大学吉田キャンパス。会場の「吉田南総合館」の場所がわからず、朝から迷子になって焦る。守衛さんに道を尋ねると、「あぁ、君もか(笑) その建物は道路の向かい側だよ」と、親切に教えてくれた。口調から察するに、私と同じように問い合わせた人が何人もいるのだろう。

 着席時間ぎりぎりに会場へ到着する。教室2部屋が会場となっており、〈法律〉と〈経済〉で区分分けされていたようだ。総勢で70人くらいか。例年の倍率から計算しても、採用されるのは、このうちの1割あるかないかだろう。そう考えると少し不安な気持ちになった。

 丁寧なアナウンスで説明が始まり、定刻通り試験が開催された。他の公務員試験でもそうだが、本当にぴったしの時間で始まる。私は電波時計を毎回持参しているが、試験時間ちょうどで「はじめ」の合図があり、終了時間ちょうどで「やめ」の合図がでる。さすがは公務員試験といったところか。

 

以下、各試験の感想。

 【基礎能力試験】

 問題は全部で50問。他の公務員試験と比べて、いわゆる知識分野の問題が10問くらい多いのが特徴だ。難易度は普通だと思うが、地歴公民、自然科学、さらには古文にいたるまで出題されるので、教養対策をしていない私のような受験生は苦戦を強いられる。 

 印象的だったのは、時間にゆとりを持てたこと。周りの受験生も、終了30分前くらいまでに解き終えている人が多い雰囲気だった。おかげで、知能分野に関しては、かなりじっくりと時間をかけて解くことができた。

 【専門試験】

 問題は全部で40問。参議院事務局の試験は選択式である。ただ、国家総合職試験とは違って、科目を横断的に選んで解くということはできない。会場でも、その点に関する質問がでていた。この方式だと、不可能な科目の組み合わせがあるので、注意が必要だろう。

 私は、法律と政治学の分野を選択した。全体的に、問題文は短めで、難易度は普通だった。法制局の問題とあまり変わらないと感じられた。法律分野に関しては、個人的には、各法律の条文がそのまんまの、素直な選択肢が結構あったように思う。 

 余談だが、憲法の問題の最初の1問が、憲法9条に関するもので、少しニヤッとしてしまった。試験日が憲法記念日で、憲法改正の熱が高まっているときだったから、作問にも少し反映されていたのかもしれない(笑)

 試験開始後、1時間半ほどで途中退出が認められる。途中退出可能という合図が出ると、退出を申し出る人が多くいた。専門試験も、けっこう時間が余るようになっているからだろう。私も、見直しも含めて、じっくり2時間ほどかけて解いてから、途中退出をした。 

 感触はまずまずといったところ。結果が出るまで不安である。