とある公務員試験受験生のブログ

平成29年度の公務員専願受験者が、公務員試験の体験記を書き記していきます。

平成29年度衆議院法制局職員採用総合職試験 第1次試験

 平成29年度 衆議院法制局職員採用総合職試験 第1次試験

日時:平成29年4月22日(土)

集合時間:8時半

9:00-11:00 基礎能力試験

11:30-13:30 専門試験 

 会場は東京と京都のどちらかで選べるらしい。私は京都大学吉田キャンパスで受験した。集合時間に5分ほど遅れてしまったが、問題なく受付をしてくれた。

 部屋に入ると、教室に40人ほどの受験生がいた。予想した通り、あまり人数は多くないなと思いながら、番号で指定された席に座る。

 最初に簡単なアンケートを記入するように指示された。記入し終えた後、特にすることもなかったので、ぼーっと周りを観察していた。周りには、公務員用の教材、特に時事対策用の教材を見返している人が多かった。

 試験開始10分前ほどに、試験の説明が入る。その後、問題用紙と解答用紙が配られて試験が始まった。衆議院法制局の試験は、問題用紙を持ち帰ることができないため、どんな問題がでるのか心配だった。以下、それぞれの試験について、簡単に紹介する。

 

【基礎能力試験】

 問題数は40問。最初に、いわゆる知識問題、その次に長文読解(現代文と英文)、そして数的処理が続いた。全体的に問題文が短めなので、それほど難しいとは感じなかった。国家総合職試験に比べれば簡単だろう。ただ、知識問題で、他の公務員試験ではあまり見られない分野(古文など)が出されていたので、少し戸惑った       

【専門試験】

 基礎能力試験の後30分の休憩があって、その後に専門試験が始まる。スマホをいじる人や、軽食をつまむ人、判例六法を読む人など、いろんな受験生がいた。

 専門試験の問題数は40問。詳しくは覚えていないが、内訳は憲法12問、行政法10問、民法10問、刑法4問、労働法2問、経済学2問くらいだったと思う。やはり、ほとんど法律分野の問題である。受験生の中には、ロースクール生とおぼしき人もいたので、法律が苦手な人は苦戦を強いられると思う。

 こちらも比較的問題文が短めだったので、はじめは簡単かな?と思ったが、実際解いてみると頭を悩ませる問題が多かった。問われている知識が細かいのが原因だろう。民法では入会権がでて驚いた。自分の勉強不足もあるだろうが、公務員試験対策用の教材ではカバーしていない問題が多かったと思う。

 専門試験を終えたひとは、途中退出してもいいとのことだったので、私も試験終了30分前ほどに解き終えた後、ざっと見直してから、問題用紙と解答用紙を提出して教室を出た。法律の択一問題は、見直したところで余計に悩むだけなので、不安な問題の解答を変更することはやめることにした。周りも途中退出する人が多かった。

 

以上が、衆議院法制局第1次試験の感想だ。結果は、1週間ほどで郵送されてくるらしい。第2次試験に行くことができたら、その時の感想も書き残したいと思う。

 

2017年4月27日 追記

第1次試験の合格通知が届いた。あまり手ごたえは感じていなかったので、合格したと聞いて正直驚いた。せっかくのチャンスなので無駄にしないように頑張りたい。